俺の本気～後編～

　乱暴な言い方をするならぶっ飛ばしてやる。とりわけシンの野郎とサウザーの野郎は生きて帰さない。それくらいの気持ちで打ち始めると朝イチの1G目にリールがガックン。前日のデータは可もなく不可もなくといった感じでしたが、リセットらしき挙動が見られたとあってはヤメるわけには行きません。設定上げに期待しつつ、ゲームを進めていくと北斗転生では比較的早い5千円で初当りをゲットン。これは赤7揃いでしたが、北斗人生と初となる虹オーラ。あれほどキレイな虹はハワイでも見たことがありません。         

　これが一撃二千枚弱まで伸び、大負けの可能性が俺の髪くらい薄くなったことにホッと胸を撫で下ろしていたのですが、やはりそう上手く事は運ばぬようで、次の当りは777あべし。髪どころかケツの毛まで抜かれそうなみずがめ座の予感がいたします。

　下皿にあったコインがほぼ飲まれ、アッターキタとクソッタレ、パチスロで感電して死ね、俺を連発していると、液晶にちょっとした違和感を覚えたのでチラリ視線を遣ると、何故かそこにはBAR絵柄が…。千載一遇のチャンス到来、バビーボーイスです。

 　いきなり宇宙に飛んで勝舞魂をバンバン貯めて、一発でシンのクソ野郎と倒したのは恐らくマグレ。これまでに何度も煮え湯を飲まされている点を考慮すると油断は禁物です。いつ終わるのか、いつ終わるのかと、ビビりながら消化していると、勝負魂は60個を超えていました。どうやら都市伝説と言われているレベル4を引き当てたようです。

　特闘3回にラオウ昇天、百烈乱舞にエクストラ、薄いところをほぼほぼ引いた結果は上にある通り。初当りの虹オーラで獲得した分と合わせて実に12705枚ものコインを手にしたことに驚きを隠せないわけですが、それ以上に驚いたのは実戦終了の挨拶をしに事務所に行った際、店長に言われた「あの台、設定1の打ち直しなんですけどね」です。

勝舞ありーーー、ドンドン！