フリー打ち
記事一覧へ公開日: 2016/08/30
パチスロ用語・旅打ち用語の基礎知識シリ~ズ。あいうえお順の28番目は「ふ」から始まる言葉です。
ふりーうち【フリー打ち】
――特定の絵柄を特定の位置に狙うことなく、大雑把にリール停止ボタンを押すこと。特定の絵柄を狙っても狙わなくても獲得枚数やフラグ察知に影響がない場合に行われる。また、あえて大雑把にボタンを押すことで、絵柄をきちんと狙ったときよりもドキドキして楽しく打てるといった効果もある。
ほかに「テキトー押し(打ち)」という言い方もあったりする打ち方ですけれども。
パチスロ界において、この「フリー打ち」という言葉が使われるようになったのは2000年頃からです。
じゃあ、それ以前は、どういう言葉で表現していたんでしょ?
名波ライブラリーの膨大な資料の中から、2000年頃までのパチスロ情報誌をほじくり返してみます。
すぐに見つかりました。
※これらの画像は『漫画パチスロパニック7』『パチスロ必勝ガイド』から引用しました
おやじ打ち…
(´・ω・`)
現在の年齢やスロ歴によって、さまざまなリアクションがあろうかと思います。
そういえばそうだったな!
なつい!
そんな言葉、聞いたことがない!
噂には聞いたことあるけど、実際に印刷されてるやつは初めて見た!
昔は、いわゆる「技術介入機」が多く、絵柄を的確に狙って押せるかどうかが重要でした。
現在のように『押し順さえ間違えなければ、まあ、たいがいテキトーで大丈夫だよ』なんて言ってられなかったんです。
しかし当時、目押しができない一部の年配客は的確な目押しをすることができず(あるいは目押しが重要だということを知らず)、テキトーにボタンを押してプレイしがちだったわけです。
そんな年配客の「雑な打ち方」を表現する言葉が『おやじ打ち』で、2000年頃までは、ごくごく当たり前のように誌面で使われていました。現場のプレイヤーも会話の中で普通に使ってましたし。
…で、2000年頃になって、ようやく
その言葉は
おやじに失礼だろ
(´・ω・`)
という空気になり、「フリー打ち」や「テキトー押し」といった言葉に置き換わっていったのです。
2000年頃に20歳だった人は現在36歳。
2000年頃に31歳だった人は現在47歳(←名波アマ)。
あーあ、すっかりおやじになっちまったなあ
(´・ω・`)今日の結論?
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