「クラゲ」という部品
記事一覧へ公開日: 2016/09/22
「クギ」や「レール」、「風車」、「チューリップ」などなど、パチンコの盤面には、さまざまな部品が組み付けられています。
その部品の一つに「クラゲ」ってのがあるのを知ってますか?
↓ちゃんと[KU][RA][GE]って書いてあります
文字の下に白いプラスチックが2つぶら下がっていて、ここを玉が通過するときに少し揺らぎます。
その下にある入賞口に玉を導く役割を持っています。揺らぐことによる視覚的な効果(=玉の躍動感)もあったりなかったり?
もう一つのほうにも、ごていねいに「KURAGE」って書いてありますね。
すぐ下にあるチューリップに玉を誘導する役割を持っています。チューリップが開いているときは、横からすごいスピードで飛んできた玉の勢いを殺し、チューリップに玉が吸い込まれやすくなる効果もあったりなかったり?
そんな、「クラゲ」付きの古いパチンコ台で遊ぶことができる静岡県袋井市・法多山(はったさん)参道のお店ですけれども。
この、ナゾのイラストを見るだけでも価値あるぜ?
(´・ω・`)?
実は、置いてあるパチンコ台は全て同じ機械。ニューギン製の「オール5」です。機種名が付いていたのかどうかなど詳細は不明。
↑「大阪府遊技業協同組合・登録」のシールが貼ってありました。もともとは大阪に設置されていた機械っぽいですね。
この雰囲気だと、バラエティーな機種構成になっていてもおかしくなさそうなものですが。これも昔、ここが本当のパチンコ店だったことの名残りなのかもしれません。
遠い遠い昔、パチンコ店は1店舗につき1メーカーの機械しか置かないのが当たり前だった時代があったんです。
今で言うところのガソリンスタンドみたいなノリ?
(´・ω・`)
ちょっと違うか
お寺の参道(正確には門前町だけど)にも7号営業(※改正前の風営法の分類)のパチンコ店があったなんて。営業しているときに見てみたかったですねえ。
ここが昔、本当のパチンコ店だったということを教えてくれたのはオーナーさんです。現在は、参拝客向けのおみやげ販売がメイン。
厄除けや開運を期待して訪れる人が多い場所なので、だるまや金運向上グッズなどの「縁起モノ」が店頭に並んでいます。
パチンコとともに射的(しゃてき)もやっていたらしく、実際に使われていたアレが店内に飾ってありました。
「いや~、あの頃は今と違って、いろいろと規制がゆるくてねえ」と意味深なことを言っていたので、もしかしたら子供の遊びじゃなかったのかもしれません。
それ以上は怖くて聞けませんでした。
(´・ω・`)
皆さんも、ぜひ法多山へ。
P.S.
今回お世話になったお店で、だるまを買ってきました。『別冊パチスロパニック7』(10月末売り)の読者プレゼントにさせていただきます。
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