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ゲキアツ

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公開日: 2018/11/12

 赤い着ぐるみがそこにいると激アツという話はそれとなく訊いていました。が、実際にその場に居合わせたのは初めて。ホールが決して安くはない金額を支払って激アツの着ぐるみを呼んだとなると、これはもう期待するなというほうが無理な話。もしかしたら設置してあるスロは全台高設定の可能性もあります。

 

 

 どこで情報を聞きつけたのか、朝の並びはざっと300人。開店1時間前だというのに早くも皆、目が血走っています。5万枚出して店を潰してやるとの意気込みがひしひしと伝わってくるわけですが、無論、それは俺とて同じです。普段は滅多に打つことのないハーデスで2千枚出してやる、あのクソ犬を八つ裂きにしてやると鼻息荒く抽選を受けたところ、どういうわけか210番。五島2千枚の野望、ほぼほぼ潰えましたよクソッタレ。

 

 ハーデス、凱旋、絆といった2千枚狙えそうな台に空きはなし。それならと返す刀で1台だけ設置してあるディスクアップに向かったら、年明けまで粘りそうな中年男性が腕をぶんぶん回してウォーミングアップ中。もはや打つ手はあるけど打つ手なしといった状況で目に留まったのが、あまりいい思いをしたことがないアレックスでした。

 

 

 ただ、そうは言っても着ぐるみが店内をエナ野郎のようにフラフラ徘徊しているのですから、ここはまだチャンスありと考えるのが妥当。このアレックスが徳永ド1ロウだったら着ぐるみに渾身のデスティーノをお見舞いしてやればいいかと軽い気持ちで回し始めたところ、なにかこう、悪くはないけど良くもない。あっても設定2、或いは幻の設定3といった感じでした。正直、とても嫌な予感がします。着ぐるみは遺書をしたためた後、さがみ典礼に予約を入れておいたほうがいいと思います。

 

 

 その嫌な予感は見事的中。時間が経っても同じボックスに設定してあったハナビ、バーサスといったボーナスタイプは軒並み振るわず、まったくなにが激アツだ、全然じゃないかクソがと、デスティーノをかけるべく着ぐるみの背後にそっと忍び寄ったところで、ようやく気付きました。皆が皆、バカみたいに出している沖ドキのシマを見て俺、ようやく気づきました。俺も含め出ていない客は皆、「あつまる」場所を間違えたのです。多分。

 

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