ジャグラーの台選びはどこを見る!? 朝・昼・夕方の立ち回りもご紹介
特集一覧へ更新日: 2024/06/12
ジャグラーの台選びの重要性
一般的にジャグラーは、他の台よりも高設定の台数が多いと言われています。その理由として、
1 設置台数が圧倒的に多く高設定が入るチャンスも多い
2 AT機よりも出玉の上振れ/下振れが少ないためホールが計算しやすい
3 ほぼすべての競合店に設置されているので高設定を入れないと稼働が維持できない
等が挙げられます。はっきり言って、他機種よりもプレイヤーに有利な条件が揃っているのです。
しかし、ここで注目してほしいのは「1」の理由。高設定台が増えるのは嬉しいことですが、その影でそれ以上の低設定台が存在する、ということになります。
ジャグラーは波の荒いAT機とは違い、「低設定の爆発」が起こりにくい機種。そのため、高設定投入率が他機種より高くとも、それを掴めなければ何の意味もありません。
楽しさだけでなく実利もアップさせるには、効果のある台選びを心掛け、高設定台に座る確率を上げることが重要なのです。
●設定が差枚数に大きく影響を与える
まず、ジャグラーの台選びの基本として、“出た台はその後も出続ける可能性が高い”、“出ていない台はその後もパッとしない可能性が高い”ということを覚えておいてください。
高設定ほど出やすい、低設定ほどハマりやすいのはパチスロの基本です。特にAT等の出玉増加機能に頼らないジャグラーシリーズは、その傾向が顕著です。
もちろんあくまでも可能性の話であって、必ず当てはまるわけではありませんが、常に意識しておかねばなりません。
つまり基本戦術として、
「差枚数でプレイヤー側がプラスの台に移動(プラス差枚数が多いほど良し)」…○
「差枚数でプレイヤー側がマイナスの台に移動(ハマリの跳ね返り狙いのような不確かな立ち回り)」…×
となります。
ジャグラーの台選びのポイント
では、ジャグラーの台選びについて、具体的なポイントを紹介していきましょう。
朝イチなのか閉店間際なのかなど、状況によって見るべきポイントは変わってきますが、ここではある程度の稼働があった場面を想定し、どこを見ていけばいいか解説します。
●ボーナス出現率
当日のBIG・REG合算のボーナス出現率です。もちろんこれは高ければ高いほど台を選ぶ際の優先度は高まります。
また、どちらかのボーナスに偏っておらず、両ボーナスが満遍なく出ている方が望ましいのですが、そんな良台が空き台になっているケースは少ないでしょう。その点を加味すると、「REGに偏っているためボーナス出現率こそ高いものの差枚数は今イチ」の台が狙い目となります。
なお、仮にそこまでのボーナス出現率が1/100の台が空いていたとして、これを「設定6だとしてもボーナス合算出現率が高すぎる。これを打っても内部確率の1/120に近づきそう(ボーナス確率が下振れしそう)なのでイヤだ」という考え方もありますが、これは誤りです。
確かに確率は収束していくでしょうが、半日程度の稼働でどうこうというものではありません。ここで優先すべきは「出た台はその後も出続ける可能性が高い」です。
高設定に期待できる台をみすみす手放さないよう注意しましょう。
●消化ゲーム数
ボーナス出現率を判断するうえで同時に必ずチェックしておきたいのが、そこまでの消化ゲーム数。
同じボーナス出現率でも「TOTAL200G消化でBIG1回・REG1回」と「TOTAL1000G消化でBIG5回・REG5回」では、後者の方が候補台となります。消化ゲーム数が多い台ほどヒキによるムラがあらわれにくいからです。
●スランプグラフ
当日の台のデータをチェックするうえで何より重視するのは「ボーナス出現率&消化ゲーム数」ですが、あわせて確認しておきたいのがスランプグラフです。
台上カウンターの性能次第では表示されない場合もありますが、表示されるホールでは欠かさず見るようにしましょう。
特に、設置機種全てのデータを確認できる大型モニター型タイプなどのデータ表示設備があるホールでは、各台のデータを空き台かどうかも含めて1箇所でまとめてチェック可能です。
全台のスランプグラフをまとめて確認すれば、1台1台チェックするよりもはるかに短時間で候補台の選定を終えることができます。同時刻に台移動しようとしているライバルの先を越すことができますね。
なお、グラフの形としては「なだらかな右肩上がり(大ハマリも大連チャンもあまりなく、且つある程度のゲーム数を消化している)」が理想形。こんなスランプグラフを見かけたら即座に着席してもOKです。
●前日や前々日の台のデータ
当日のデータだけではなく、前日や前々日のデータまで確認するのもおすすめです。
ただしこれは「据え置きを多用する」とか、「出た台は次の日高確率で設定を下げる」とか、「土曜日は甘めで日曜日は厳しい」など、ホールのクセを事前に掴んでおく必要があります。
●小役のカウント
こちらは実際に台を選んで打ち始めてからになりますが、ジャグラーは「小役確率」にも設定差があるので、“チェリー”と“ブドウ”をカウントしておくといいでしょう。
終日打つと1000回を余裕で超える回数となるブドウは、専用の小役カウンターやアプリを活用するのがおすすめです。
タイミング別のジャグラーの台選び
前項で少しだけ触れましたが、ジャグラーの台選びは「朝イチ・夕方・夜」でそれぞれ見るべきポイントが違い、それに伴って立ち回りも変化します。現在時刻を確認しながら、そのとき適した台選びをしましょう。
●朝の台選び&立ち回り
朝イチは、開店時点でどれくらいの情報を収集しているかがポイントとなります。当日の稼働データがないのですから、前日や前々日のデータをどう分析するかが最も重要になってくるのです。
前日高設定と思われる台の据え置き狙いなのか、沈んでいた台の設定上げ狙いなのかをしっかり自分の中で整理しておきましょう。ガックンチェックが通用するホールでは、設定上げ狙いの場合はライバルとのスピード勝負になりがちということをお忘れなく。
●夕方の台選び&立ち回り
夕方には、当日の稼働データが出揃い、ここまでご紹介してきた王道の立ち回りを発揮できるようになります。前述の「ジャグラーの台選びのポイント」を参考に、最も条件の良い台を選ぶようにしましょう。
機種ごとの細かい違いや、使って便利な設定推測ツールもありますのでこちらを欠かさずチェック!
●夜の台選び&立ち回り
状況次第では、ここが一番美味しい時間帯となります。というのも、その台が高設定とわかりきっているのにヤメていくプレイヤーがいるからです(明日の仕事が早い、朝から打って疲れたなど)。
そのため、基本的な台選びは夕方と同じですが、高設定を見つけられる可能性はぐっと高まります。
仮に閉店間際の45分しか打てなかったとしても、2週間も繰り返せば終日高設定を打ったこととほぼ同じ。いつどこからでも打てる、ジャグラーのフラットなゲーム性ならではの立ち回りです。
交換ギャップが発生しないようにしたり、会員特典で遊技時間を延長できたりと、状況に応じて会員カードを積極的に活用するなど、ひと工夫して他のプレイヤーと差をつけましょう。
ジャグラーのヤメ時
ジャグラーはゾーンやモードを搭載していないので、GOGO!ランプが点いていなければ基本的にいつヤメても問題ありません。
とは言えもちろん、
「高設定濃厚な場合は1Gでも多く回す」
が鉄則になります。
ちなみに、「ボーナス出現率が最も高い状態である、ボーナス終了後0Gヤメがベスト」と言う方もいます。しかしこれは、1Gあたりの期待値が設定に応じて常に一定のジャグラーではあまり意味がある行為とは言えません。
意味がない以上、ジャグ連狙いの100Gヤメや、軍艦マーチ狙いの1Gヤメと同じような考え方という認識でOKです。
まとめ
そのシンプルなゲーム性と相反して、ジャグラーの立ち回りは実に奥が深く、追究しきることがありません。
これからジャグラーを打つ人も、これまでなんとなくで台を選んでいた人も、まぐれ当たりを狙うだけではいつまで経っても収支は向上していかないでしょう。
ここまで紹介してきた内容を次回以降の実戦で活かし、1ランク上の台選びをぜひ身につけてください!