必要な時間
記事一覧へ公開日: 2020/05/09
ヒマだヒマだと言いつつも黙って緊急事態宣言が解除されるのを待っていたが、宣言の延長が決定しそうになったあたりから、少しずつ周りが動き出してきた。
もちろん、ステイホームが叫ばれるご時世に実際にオモテへ出ているわけではなく、オンラインがベースではあるのだけど、配信やオンライン飲みだけでなく、実際に今後に向けた提案や、新しい仕事の話を聞くようになってきた。
新型コロナは憎むべきものだ。僕たちからたくさんのモノを奪っていく憎むべき存在だが、人類の経済活動が止まったことによって大気汚染が解消されつつあるように、みんながみんな足を止めてじっくりと考えたからこそ、わきあがる新しい思いだってある。
動き出したくても一歩踏み出せず、そのままにしてきたことがあった。いつか一緒にやろうぜと言いながら期限を設定せず、先延ばしにしていたこともあった。そんなモノがここにきて、どんどん議題に上がるようになってきたわけで、いま動けない時間というのは、僕にとって必要な時間なのだと、そう前向きに考えるようにしている。
※このCLOSEDも、いつかは明ける
先日、フィリピンの知人経由で、とある日本の高校生から連絡をもらい、Zoomというものでお話をさせてもらった。将来、フィリピンに貢献したいと思っている。そのために、いま僕はどういう意識で、どういう行動をすればいいのでしょうと、そんなことを聞いてくる。
彼くらいの年齢のころ、僕はナニを考えていただろうか。なんとか拾えないものかと不規則で難解なリーチ目ばかり覚えようとしていたし、ロング隊長の記事を読んでもさっぱり設定判別について理解できず苦悩していたように思う。僕がゴミなら彼は神。というわけで30分ばかし、僕に伝えられる最大限のことをお話しさせてもらったら、考えが変わりましたと目を輝かせながら彼は言った。
キミが大学生になって、フィリピンのために起業したなら、一緒になんかやろうぜ。そんな約束ができたのも、ひとりでジッと考える、そんな時間があったから。いつか叫ばれるよーいドンの合図と共に全力で走れるように準備をしておかなければならないなと、そんなことを思いながら、そろそろお金が尽きてきたので法人&個人の持続化給付金の申請だけはしておこうと思います、はい。
ライター・タレントランキング