公開日: 2020/12/26
パチンコ・パチスロ番組の収録の聖地が将軍葛西店ならば、サウナーの聖地はしきじ。サウナーなら知らない人はいない、誰もが憧れるサウナが、静岡県にあるサウナしきじなのです。
しきじ最大の魅力は、天然水かけ流しの水風呂だと言われています。しきじの水風呂は地下約50メートルから汲み上げられる安倍川水系の天然水を惜しげもなく使用しており、その気持ち良さの虜になったサウナーが静岡県内のみならず全国から訪れるほど。著名人のファンも多く、これまで数々のメディアで取り上げられています。
そんなしきじに憧れを抱きつつもこれまではなかなか行く機会がなかったのですが、ここ最近静岡県での仕事が急激に増えたこともあり、先日、ついに聖地へと足を踏み入れることができました。
駐車場に着くと、まずは薬草の香りがお出迎え。しきじにはフィンランドサウナの他に薬草サウナもあり、その香りが駐車場まで広がっています。香りでこんなに興奮するのは、初めて女子の部屋に入った日以来です。
建物も設備も決して新しくはないのですが、それがまた良し。決して昨今のサウナブームに媚びているわけでなく、時代がオレに追いついただけだと言わんばかりに威風堂々としています。
その後、受付を済ませて更衣室に向かうと、ドドドドドッと浴場からけたたましい音が聞こえてきました。誰かシルバーチャリオッツでも使っているのかと急いで服を脱ぎ捨て浴場に向かってみると
音の出所はスタンド使いではなく、水風呂の天井から流れる天然水の滝でした。
やれやれだぜ。（早く水風呂に入りたい、の意）
これまで、早くサウナに入りたい、早く汗をかきたいという衝動にかられたことは何度もありましたが、体が温まる前からこんなにも水風呂を欲したのは初めてかもしれません。「ととのう」ために良い水風呂は不可欠であり、この水風呂ならば最上級のととのいが得られると、一目見ただけでそう確信させてくれる水風呂です。
……がしかし、そんな水風呂を堪能する前に、この後入ったサウナで僕は聖地の洗礼を喰らったのでありました。
後編へ続く
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