サ道 22
記事一覧へ公開日: 2020/10/02
サウナには興味あるんですけど水風呂が苦手で…。
サウナに関するブログを書き始めて早一年。おかげさまでサウナキャラとして皆さまに認知されつつあるようで、それと同時に、ととのい童貞の方々からかような相談を受ける機会も多くなりました。
うんうん、その気持ち、よーくわかる。
僕もそうでしたから。
足をつけただけで全身が冷えて、腰まで浸かろうもんなら心臓のあたりがキューっと、まるでハートブレイクショットを打たれたかのような感覚に襲われて。リカルド・マルチネスみたいに打ち返せたらいいのになって。グッバイ、エイジ・ダテ。
ビギナーにとって、サウナ室内は非常に退屈です。リゼロの通常時くらい退屈です。サウナ本来の楽しみ方を知らない人が、サウナなんて我慢大会でしょと嘲笑する、その理由もよくわかります。
ただ、考えてみて下さい。パチスロだって楽しみ方を知らなければ通常時なんて退屈極まりないし、仕組みを知らなければボーナスやATを引いても喜びは半減するでしょう。
サウナに入ってすぐの状態がパチスロの通常時だとすれば、汗が出始めた瞬間は前兆の始まり。
熱波師の登場は獣王でいうところのマングースぐらいのアツさで、タオルの破裂音と共に熱波が届く瞬間は、右リール中段にゾウが止まったときのような興奮に包まれます。それもこれも、後にある気持ち良さ、サバチャン=水風呂を知っているからこそ生まれる感覚なのです。
そうして一つ一つの演出を堪能し、サウナトリップを目指して水風呂にダイブすれば、頭の中でサバチャンランプが点き、「チャッチャッチャッチャッチャチャ…♫」とあのBGMが流れます。間違っても「ヤッホヤッホヤホ…」の方ではありません。
獣王がハズレから全てが始まるように、そしてそのハズレを出目や演出で見抜くことによって興奮が生まれ、サバチャンの喜びがより大きくなるように、サウナもまた、まずは身体を温めることで全てが始まり、汗をかけばかくほど、身体が水風呂を欲するわけです。
つまり水風呂を苦手だという人は、まだまだサウナの楽しみ方をわかっていないのでしょう。サウナは決して身体をグリルするだけの我慢大会ではありませんし、何分入ればOKというものでもありません。
アナタがサウナを楽しめたときが、身体を冷やしたいと思えるほどにアツくなれたときがサウナを出るタイミングであり、水風呂に入るときなのです。
え…? だったら外気浴は何なんだって?
あー、サバチャン後の潜伏よ潜伏。ダチョウ頻発。気持ちいいじゃん。(最後はテキトーに)
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