隣で打ってもいいですか?
記事一覧へ公開日: 2019/05/21
「隣で打ってもいいですか?」
来店や収録で実戦している際に、かような言葉をかけられることがままあります。決して近付くなオーラなど放ってはいないのですが、どういうわけか皆さん、遠慮がちにこう尋ねてくるのです。
そういう時、僕はどうぞどうぞ喜んでと、収録中ならばアナタと話したりはできませんがそれでもよければと、ココロにチカラのオリジナルスマイルで答えます。
先日も、とあるホールで『パチスロ ディスクアップ』を打っている際、女性の方に「隣で打ってもいいですか?」と声をかけられまして、もちろんとびっきりの営業(オリジナル)スマイルで、はいどうぞと答えたわけですが、聞くとこの女性、ディスクアップを打ったことがないとのこと。
ですから念の為、この機種はそこそこの目押し力が必要ですがそれでも大丈夫ですか? と事前に確認したところ、せっかくなので隣で打ちたいですと仰ってくれましたから、ならばこれ以上は止めるまいと、2人で並んで打つことにしました。
すると程なくして女性がBIGを引き当てまして、恐る恐る消化を見守っておりましたらば、案の定ビタ押しどころか枚数調整すら出来ていないという始末。こういう時に口を出すのはあまり好きではないのですが、さすがに見兼ねて「まずここを狙って下さい」と、そして「予告音が発生したらここを狙って下さい」と、枚数調整およびビタ押しについて教えてみたのですが、枚数調整はともかくビタ押しはやはり難しいようで、DZの獲得ゲーム数は20Gにも満たないほどでした。
これじゃあさすがに勝てないよなぁ…。
次のBIGでも、またその次のBIGでも同じようなゲーム数しか獲得できず、自分の台ではないとはいえ女性が見るからに損をしているのが少し心苦しくなってきた頃、何か言いたげな表情を浮かべながら、女性が僕の方を見つめてくるではありませんか。
それを見て、どうしましたか? と聞くと、女性の口から
あのー…。難しいんで台移動しませんか?
と驚愕のひと言が。
えぇぇぇぇぇ!?
合わせるの!!!!?
俺、合わせるの!!!?
ビタ押しの!!?
できない!??
アナタに!!?
何なら俺、出てるのに!!!!?
さすがにこのひと言には僕も笑ってしまい、ぎゃはははは、だから最初に言ったでしょーがと、このままじゃ間違いなく負けるからジャグラーでも打ってなさいよと、初対面なのに失礼かなと思いながらもそう言わせて頂きました。
ま、失礼なのはお互い様か…。
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