PGG引きました
記事一覧へ公開日: 2018/11/24
2週間ほど前でしょうか。シャワーを浴びて、コロンを叩き、出掛ける準備をしようとスキニーデニムに左足を通した瞬間、腰の左側に電流爆破マッチのような衝撃というか激痛が走りました。ニューヨーク、ニューヨーク、ちょっと自分でもなにを言っているのかよく分かりませんが、あまりの痛さにこう叫ばずにはいられませんでした。
ラブストーリーとPGG(プレミアムギックリ腰)は突然に。沖さんやういちからそれとなくは聞いていましたが、まさかこれほど痛いとは思いませんでしたし、そもそも超が付くほど真面目で知られる俺が何故そんな不幸の特盛を完食しなければならないのかと思いましたが、如何せん、初めてのことですから正直、焦りました。もっとも、約束の1時間前に「痛くて1ミリも動けないので今日は行けません」との電話を受けたクライアントは俺以上に焦ったと思いますが。
整骨院に通った甲斐あって徐々に良くなっています。寝ている状態から立ち上がるときは一旦身体を横に向けて腕で全身を支えるようにすれば特に問題はありませんし、トイレも腰を伸ばして座ればブリブリ出ます。しかし、まだ長時間の外出に耐え得るほど良くはなっていないようで、立ったり座ったりを繰り返す現場仕事の後はやはり辛い。家に帰ると例外なくソファで横になって2時間ほど天井のシミを数えています。
PGGを引き当てて一番辛いことは落ちたものを拾うのがとても辛いという点です。潔癖症で知られる俺はいつも部屋をキレイにしていますから、太ちぢれ麺よりもちぢれた太い毛を1本でも見つけたら掃除機とクイックルワイパーを必ず2回ずつかけるのですが、PGGを患ってからというもの、腰をかがめるのがチョー辛いため、現在、部屋の床は荒れ放題。灯油をまいて火をつけてやりたいとの衝動に何度も駆られているので、潔く諦めることにしました。そう、ゴミ屋敷に慣れる努力をすることにしたのです。
だからもう迷いません。それがアイコスの吸い殻であれ、実印であれ、放っておくと決めた以上、迷いません。ただ、どうしてでしょう、これだけはいまだに迷いに迷ってしまうのです。
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