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パチンコ・パチスロブログ

塾長

ラクな仕事

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公開日: 2014/10/25

週刊誌に書いてありました。自分の顔にシール貼るだけで日当1万とか、ゲームをやりながら並ぶだけで月収10万とか、川で拾ってきた流木をネットで販売して月収2万とか、世の中には随分と楽な仕事があるようです。

「そんなのは遊びであって仕事じゃない」という怒りの声が丸の内や虎ノ門あたりから聞こえてきそうですが、分かります、分かります。頁1万の原稿に何時間も費やす俺にはその気持ちよく分かります。パチスロの負けをパチスロにまつわる原稿を書くことでチャラ、いや、補填している俺にはその気持ち痛いほどよく分かります。

  この日もそうです。同一チェーンを2店舗回る実戦取材だったのですが、癖も傾向も分からぬ初見の店で勝てるほどスロは甘くないのに、ゴミ台しか残っていない人気店で午後から立ち回れば酷いことになるのは目に見えているのに、店長ときたら「がんばってください」ですからね。正直、どうがんばればいいのか、皆目見当もつきませんよ。

 

 無論、明治おいしい牛乳よりもおいしい台が空くまで負けた人が座る椅子で読書していても構わないとか、トイレの個室でツイッターをやっていていいとかいうなら分かりますが、仕事である以上、そういうわけにはいきません。しょがねえからクソみたいな履歴のシンデレラブレイドに腰掛け渋々打ち始めたところ、どういうわけか、こんな感じになりまして…。チョイ浮きで2店舗目に向かいました。 

 欲が出ました。敏いとうとハッピー&ブルーじゃないですけど、よせばいいのにダメなダメな、本当にダメな番長を打った結果、天井付近まで連れて行かれて天国スルー。次のゾーンまで、次のゾーンまでとダラダラ打っていたら、いつの間にか安定のマイナス域に突入していました。

 

 そして最後はお約束のJで牛歩戦術。負けを最小限に抑えるべく時速約30Gで回すのです。クソッタレと吐き捨てながらゆっくり回すのです。 

でも、よくよく考えてみるとこの手の実戦取材は視聴者様や読者様と写真を撮ったり、奇特な方にサインをしたり、ひとり2本限定でジュースを奢ったりもしますが、基本的にはホールでスロを打つだけ。無論、バカみたいに負ければギャラがふっ飛ぶ可能性も少なからずあるというか、俺の場合、負けっぱなしなので実際のところギャラはかなり削られていますが、こと仕事内容という意味では冒頭で申し上げた自分の顔にシールを貼るだけで日当1万。これとさして変わらぬように思うのです。どーもすいませんでした。 

 

 

 

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