7の付く強い日

　中武先輩の加工画像を作成し、いじくり倒すことが私のブレッドアンドバターであることは重々承知。ただ、よくよく考えてみるにこれを読んでいる皆様は中武先輩も好きだけど、それと同じくらいパチンコ、パチスロが好きなのだと思います。このクソコラムをあと百年続けるため、たまには皆様に忖度してパチスロライターの真似事をしてみるのも悪くなかろうと、先日、そうは行かぬ「強い日」にノーギャラで突撃してきました。

　7の付く強い日ですからいつも通りに立ち回っても勝率は自ずとアップするはず。入場抽選に恵まれず、お目当ての新台『エウレカ』に座れなかったのでバラエティに一台ある『ハードボイルド』に座りましたが、私が帰るとき、朝から『エウレカ』を打っている若い人の顔をチラリ見遣ったらイカ刺しくらい白かったので結果、座れなくて正解だったのかも知れません。

　打ち始めてほどなくすると常連らしき方がやってきて六台並びが数ヵ所あるとか、軍団が押さえている『ギアス』二台はキャラの誕生日なので当たりの可能性が高いとか、『あばさー』は毎日上半分といった情報を聞いてもいないのに教えてくれたのですが、おいおいちょっと待てと。ということはつまり、開店する前からどの台に高設定が入るのか、ある程度、分かっていたということでしょうか。

　晒し屋が絶滅の危機に瀕しているという噂は嘘だったのか。組織のトップに君臨するあのいけ好かぬクソ野郎は今なお高層マンションでいい塩梅のブスとディープキスをしていやがるのか。一瞬、そう思って地団太を踏んだのですが、どうやら聞くところによるとXに店長の専用アカウントがあり、そこでほぼ毎日ヒントを発信しているとのこと。なるほど、抽選一桁を引いた打ち手が何故旬を過ぎた『バイオ7』に突撃したのか、その理由が分かりました。

　詰まるところ、強い日だからと入場抽選を受けて運よく一桁を引いたとしても、こうした情報を知らなければ高設定は多分ツモれない。強い日はあくまでも強い人にとっての強い日であり、私みたいな情弱には単なる通常営業、勝負の土俵にすら上がれていないことを知り得たのは大きな収穫と言えますが、たかだか五時間の遊技で四万も持って行かれたのですから、授業料としては少々お高くついた感は否めません。ただ、これは裏を返せば情報さえ入手できれば高確率で高設定にありつけるということでもありますので、みなさん、強い日はがんばりましょう。私もがんばります。中武先輩の加工画像を死ぬ気でがんばります。